還暦と赤ちゃん

生まれたばかりの子供を「赤ちゃん」と呼びます。
よくよく考えてみると、不思議な言い方ですよね?
このほかには人を色であらわす名詞はありません。
一体なぜ、赤ちゃんと呼ばれるようになったのでしょうか。
「赤」が持つイメージといえば、真っ赤に輝く太陽、真っ赤に萌える炎、真っ赤な血の色などではないでしょうか。
神社の鳥居や柱にも赤が使われている所があります。
赤は生命の色とされています。
昔から神秘をあらわす赤は魔よけの色として、赤ちゃんの産着や枕や寝具にも使われてきました。
昔話に出てくる『金太郎』のまえかけも赤ですよね。
また、縁起担ぎの色として多くの建築物や生活用品、工芸品にも赤は使われています。
だるま、赤べこ、ちょうちんなどがそれです。
赤は「還暦(かんれき)」のイメージカラーです。
還暦のプレゼントといえば、赤いちゃんちゃんこと頭巾が定番となっています。
十干十二支(じっかんじゅうにし)よってできている干支が60年で一周りして赤ちゃんの時の干支に戻るため満60歳が還暦と呼ばれているわけですが、「赤ちゃんに還る」という意味から「生まれ変わったように心機一転してこれからも変わらずお元気に」という願いをこめて還暦のお祝いには赤いちゃんちゃんこや頭巾がプレゼントされるようになりました。
現在では、満60歳といってもまだまだ若く現役で働いている人も少なくありません。
そのため、赤いちゃんちゃんこや頭巾を身につけるのに少し抵抗があるようです。
そういった人には、セーターやマフラーなどの衣料品に赤を取り入れたものがプレゼントされる場合が多いようです。

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