日本人の寿命は、近代に入るまでは50歳くらいでした。
「人生50年」という言葉があったように、当時では60歳まで生きていること自体が珍しく60歳は長寿の部類だったといわれています。
そこで、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の組み合わせからできている干支が生まれた時の干支になる満60歳を、「還暦(かんれき)」と呼んで長寿のお祝いを行うようになりました。
還暦を長寿のお祝いとして祝うようになったのは室町時代からだということです。
江戸時代には、還暦を始めとしたそれ以降の長寿のお祝いも定着してきました。
ところが、今では「人生80年」といわれるほど日本は長寿国になりました。
現在(2008年)の日本人の平均寿命は、男性で79.29歳、女性で86.05歳と毎年上がってきています。
この結果は、還暦をほとんどの人が健康で迎えることができるということを示しています。
つまりは、60歳という年齢は長寿ではなくなったということです。
実際、60歳で定年退職してもまだまだ現役で他の仕事に就いている人はたくさんいます。
今では還暦のお祝いは、長寿のお祝いよりも節目の誕生日のお祝いといった方がいいかもしれません。
新たな第二の人生のスタートとして、「今までお疲れさま。これからもお元気で」という感謝の気持ちを込めいつもの誕生日よりもプレゼントも豪華にして盛大にお祝いするといいと思います。
プレゼントには、還暦の色である赤色を取り入れたものがよく贈られています。